第三回 水族館大学 in 京都『イルカの飼育のこれから』

第三回 水族館大学 in 京都『イルカの飼育のこれから』

イルカの飼育のこれから

日時
2018年3月9日 10時~18時

会場
京都大学北部総合教育研究棟1階・益川ホール
住所:〒606-8502 京都市左京区北白川追分町
京都大学北部構内マップ内の【13】の建物


前回の水族館大学2では、水族館におけるイルカの飼育と紹介方法について水族館の飼育担当者と大学の研究者がネタを出し合い、次世代型の新たな見せ方はないのかと話し合った。しかし、残念ながら新たな手法やその糸口を見出すのは困難で,イルカをめぐる環境の複雑さを思い知ったのだった。しかし、両者の間で様々な意見がだされ、問題点を共有できたことでそれなりの評価を得たものと考えている。さて、今回の水族館大学では、前回の結果を踏まえ、再度、水族館でのイルカ飼育の未来について、水族館、研究者、さらにはほかの動物とかかわっている研究者の考えを聴いて、議論してみたいと考えている。


主催
京都大学野生動物研究センター

共催
文部科学省博士課程教育リーディングプログラム「京都大学霊長類学・ワイルドライフサイエンス・リーディング大学院」(U04)

プログラム
10:00-
挨拶・趣旨説明

京都大学 幸島 司郎
岡山理科大学 亀崎 直樹


10:15-
第一部「イルカ飼育の現状と課題」

水族館におけるイルカ飼育とその福祉

鴨川シーワールド 勝 俣 浩

九十九島水族館におけるイルカ飼育の考え方

九十九島水族館 駒場 昌幸

イルカの健康管理技術開発について

沖縄美ら島財団 植田 啓一

イルカ飼育を巡る世界の潮流

作家 川端 裕人


13:00-
第二部「よりイルカを理解するために」

野生と飼育下のイルカ研究から

近畿大学 酒井 麻衣

一線を越えたイルカとトレーナーの関係とは

須磨海浜水族園 樋口 友香

イルカ研究における水族館と大学との連携

三重大学 吉 岡 基


14:10-
第三部「イルカとの付き合い方をどう考えるか」

水族館と太地での経験から

千葉商科大学 関口 雄祐

ゾウの保全と福祉から

京都大学 ラマン・スクマール、幸島 司郎

イルカ認知研究と大型類人猿の先例から

京都大学 友永 雅己

ウミガメにみる野生動物と人間の付き合い方の変遷

岡山理科大学 亀崎 直樹


15:45-
第四部 パネルディスカッション「これからのイルカ飼育を考える」

コメンテイター
内田 詮三(沖縄美ら海水族館名誉館長)
山本 茂行(元日本動物園水族館協会会長)

参加者数
114名(うち外国人2名; 京大関係者18名、外部関係者96名)